
@kmkstudio / かみき
α7RIIIとSEL70300Gで撮る山田池公園の野鳥日記(2020月2月24日)

α7RIII+SEL70300G、ISO100、300mm、f/5.6、1/500s、トリミング
今回のMBP(My Best Photo)は、エナガちゃんです。もっと拡大トリミングしてあげたいのですが、フルサイズ望遠端300mmではこれが限界です。といいますか、拡大すると分かりますが結構ブレています…。でも、動き回るエナガちゃんをゲットできましたので!
※あ、今回からブログの重さ解消のために画像サイズ等を抑えていますので、今後は高精細な野鳥写真は、フォトページでご確認くださいませ。(逆にこれまではフォトページの意味があまりなかったという…)
ということで、SEL70300Gレンズを使っての野鳥撮影に挑戦してきました。どうしても比較対照がSEL200600Gになってしまいますので、勝てるのは軽量な点ぐらいになるかと思いますが、それでも感じたことを書いていきたいと思います。
※以前使っていたSEL70350Gとの比較もところどころ書いていきたいと思います。
解像感が出ない。
結構ブレる。
オートフォーカスが迷う。
野鳥が遠い。
思ったよりずっしり重い。
このような感じになります。
1.解像感が出ない。
はい、全然出ないです。SEL70350Gでは、かなりいい感じに撮影できていたのですが(過去の野鳥日記でいろいろ写真を公開しています)、SEL70300Gでは、今のところビシ!っと決まった写真が撮れていません…。
原因はいろいろ考えられるとは思いますが、そもそも望遠端300mmですのでかなり近いところの鳥を撮影しないと、羽毛まで解像するような写真は撮れなさそうです。それに、SEL70350GはAPSC機用のレンズですのでα6600やα6400で使用していましたが、その場合は望遠端が換算525mmになりますので、その分画質に余裕があったのかもしれません。
一応、α7RIIIでもAPSCクロップモードで撮影してみましたが、画素数がα6600やα6400よりも少なくなってしまいますので、なんとなくいまいちでした。
※結局クロップモードって後からトリミングするのと結果は変わらないわけで、それならフィンダー内の画角を広くして撮影してのトリミングの方が楽かなとも思ってしまいます。
またブレやすいというのも影響しているかと思います。
2.結構ブレる。
ほんまにブレます。(いきなり関西弁)
SEL200600GでもSEL70350Gでももちろんブレますが、同じように撮影しているのにSEL70300Gのブレ感はそうとうに感じてしまいます。
SEL200600Gでしたら、望遠端600mmに対してシャッタースピード1/250sでも十分にブレない写真が撮れるのですが、SEL70300Gでは1/125ではブレまくる印象でシャッタースピードを速めて(1/320sとか)代わりにISO感度も上がってしまう状況に陥りました。
たぶん、少し古いレンズなので、去年発売の新しいレンズたちであるSEL200600GやSEL70350Gと比べると、OSS(手振れ補正機能)が弱いのかもしれませんね。
3.オートフォーカスが迷う。
迷います。そして少し遅いです。(そりゃ新しいレンズと比べたらね)
いや、普通に撮影する分には、けっこうしっかりAFが働きます。ただ、野鳥撮影で使っているピント拡大モードになると途端に迷うようになるんです。フォーカスエリアが中央1点になるハズですがそれでもスーっと見失ってしまいます。
※いや、今ほとんど合ってたやんけ。なんで迷うねん!って心で突っ込みを入れてしまいます。
これはかなりきつかった。迷うといったんピント拡大を解除してから半押しでオートフォーカスをするんですが、これはすぐに合うんです。そしてよりピントを合わせようとピント拡大して野鳥の顔を狙うと…スーっと見失います。いや、音は静かでいいんですけどね…。
※もちろん同様のことは、SEL200600GやSEL70350Gでもありましたが、より迷いやすい印象です。
ちなみに、SEL200600Gもオートフォーカスのリミッタースイッチを適切に変更しながら撮影しないと盛大に迷う時がありますので、SEL70300Gにもリミッタースイッチがありますので適切に操作する必要があるんでしょうね。
4.野鳥が遠い。
もうこれは600mmと比べるのが悪いんですが、300mmでは厳しいです。SEL70350Gみたいに換算でもいいので500mm以上は欲しい!
そうそう、超解像ズームってあるじゃないですか。あれ焦点距離が2倍になるのでそれを使ってよし!600mmだと思って撮影するのは、まったくの間違いなんです。
※というのに今頃気づきました…。
撮影するときは、小鳥が大きくファインダーに写って撮影できるんですが、その後のトリミングが問題なんです。あくまで300mmで撮影した後にトリミングして大きく見せる場合と同じサイズ感覚で野鳥が見えるように超解像ズームで撮影した場合もトリミングを行うなら、画素補完で綺麗になるという話なのですが、600mmで撮影したと思って、トリミングも300mmのときの2倍野鳥を大きくしてもいけるハズ!と思うと、もう画質がボロボロです。
※ちょっと文章では説明が難しいですね…。
ようは超解像ズームを使って撮影したとしても、超解像ズームを使わないで撮影した時と同じくらいのトリミング耐性しかないよってことです。同じサイズで野鳥をトリミングしたときに綺麗になるよ!ってだけで。
※どうしても、より大きくトリミングしようとしてがっかり画質にがっかりするんです…。
5.思ったよりずっしり重い。
まぁどうでもいいことでもあるのですが、思っていたよりはずしりと重さを感じます。SEL70350Gではそんな印象もなかったのですが、使っているカメラがα7RIIIとα6600とで違っているので、カメラも含めた印象なのかもしれません。
※SEL200600Gは、重さを感じるとかそんなんじゃなく重い!です。
あと、SEL70300Gの鏡筒が結構太い感じがしますので、それも重く感じる原因なのかもしれません…。
ということで、いろいろ所感を書いていきましたが、ありがちですが、あくまで個人的な感想(でも一応実際に使ってみての)ですので、撮り方が悪いんじゃ!ってことも多々あるかと思います。
※お値段するし重いけど、ある程度簡単に綺麗に撮らせてくれるのが大砲レンズの凄さなんだろうと実感しました。
では、いろいろ撮影した写真を公開していきましょう。
※不満ばかり書いているくせに、写真を公開するのがちょっと気が引けますが…。
細かい情報等はなしで、簡単に紹介していきます。

シジュウカラです。

同じくシジュウカラです。顔が残念ですが、解像感は一番マシに撮影できたかなって思う1枚です。(なので大きく写るようにトリミングしています。)

ヤマガラです。先の野鳥日記でSEL200600Gでも撮影しています。目力なし!

ルリビタキちゃんです。ひょこっと現れたので撮影してみました。すぐに藪に消えていきましたが…。(ごめんね、エサを持ってないんだよ~)

ハクセキレイです。

こちらはセグロセキレイです。かなり遠かった…。

この3連休、山田池公園で話題のヒレンジャクです。今日はこの記事の撮影のために参戦しませんでした!

ちなみに、レンジャクを撮影している人の集まりです。まだ朝8時すぎとかじゃなかったかな…。たぶん、この後にどんどん人も増えていったんだと思います。

ヒヨドリさんです。毛並みまでは解像しておりません。

コゲラちゃんです。拡大するとかなりボケボケでした。
※こうやってブログやスマホで見る分には、全然いけそうですけどね。

たぶんアオジちゃんです。


せっかくなので、アオジちゃんとルリビタキちゃんをもう1枚ずつ。
以上になります。
αシリーズのフルサイズで野鳥を撮るなら、少々お高くなりますがSEL200600GかSEL100400GMを買う方が、結果的には満足できていいかなって思いました。逆にα6600やα6400で撮影するなら、SEL70350Gでも十分に綺麗な野鳥写真が撮れるかなって思います。
※遠いところや暗いところの野鳥となると、SEL200600GやSEL100400GMになるかとは思いますけどね…。
散策地 山田池公園 | 大阪府枚方市 府営公園(公式HP)
撮影機材 ソニー SONY ミラーレス一眼 α7RM3 ボディ ブラック ILCE-7RM3(公式HP) ソニー SONY 望遠ズームレンズ FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G(公式HP)
フルサイズで撮影するなら、やっぱりこちらがおススメ。
APSC機で撮影するなら、こちらがおススメです。
α6400でしたら、レンズとのバランスのためにグリップも是非おススメします。
※α6600用でぴったりなのがない…。